・・・って、なかなか難しいと思う今日この頃。長女と次女に対する愛情の分岐点。二人とも同じだけ愛しくて同じだけ愛情を注いでいるはず。でも、親の愛情の受け止め方って一人一人違うかもしれないなと思うのであります。

ママとパパの愛読書「The 7 Habits of Highly Effective Families」(Stephen R. Covey著)にはこんなお話があります。
ある日私は二人の息子たちと、以前から計画していた“父と息子の特別な夜”を過ごしました。計画通り3人で体操やレスリングをし、ホットドッグとオレンジジュースを買ったり、映画を観たり・・と、楽しいことばかりの夜でした。 4歳だった下の子は映画を見ている間に寝てしまったので、私は寝ている彼をそのまま車まで運び、その日は寒かったのでそっと自分のコートをかけてやりました。6歳の上の子はまだ起きていたので助手席に座らせてその日の出来事についていろいろ話しながら帰宅しました。
「今日はどうだった?」 「よかったよ。」 「楽しかった?」 「うん。」 「なにが楽しかった?」 「うーん・・トランポリンかな。」 「あれはすごかったね。宙返りもしたし。」
上のこの反応が今ひとつで、どことなく話を合わせているといった感じで、なぜもっと打ち解けてくれないのかと私は少しがっかりしました。車の中でも寝る用意をしているときもとてもおとなしかったので何となく変だなと思っていました。すると、上の子は突然寝返りを打って壁のほうを向いてしまいました。どうしたのかと覗き込むと、彼の目に涙が溢れていました。私がわけを尋ねると彼は目に涙をためて唇を震わせながら言いました。
「パパ・・ボクが寒そうだったらボクにもコートをかけてくれるの?」
その日に彼にとって一番特別だったのは、父親がしたたった一つの小さな心遣い...ほんの一瞬、無意識に見せた愛情だったのです。今でもこのことは私にとって大きな教訓になっています。
ママはこのお話を読んだとき、瞬時に自分と二人の娘たちの姿を重ね合わせました。もちろんまだ1歳と3歳の娘たちがそこまで複雑な感情を持つ機会なんてまだあまりないと思うのですが、父親または母親が子供たちに見せるたった一つの無意識の親切が子供たちの心にどれだけ強い影響を与えるか・・ということをいつも忘れてはいけないんですね。もちろん親子関係だけではなくて、夫婦関係でもこれはとっても大切なこと。
小さな親切は「信頼と無条件の愛」によって人間関係を良いものにする大きな力があるのです。
子供は大好きな両親に、どんな小さなことでも褒められたり、ぎゅっと抱きしめられたり、大好きだよって言われたりしたいといつも思っています。そして、両親からそうしてもらうことが当たり前になれば、兄弟姉妹やお友達に対してそうしてあげることだって当たり前になるんです。 でも、子供の頃あんまりそんな経験しなかったなあ〜っていう人には難しいことに思えるかもしれない。ママもパパもそんな風に家族で褒めあったり、感謝しあったり、大好きだよって言い合ったりする家庭で育ってきたわけじゃないですから、今はまだ意識しながら・・って言う部分が大きいんですが、続けていれば「貯まる」もの。必ず堅固な家庭を築く土台となるって思っています。
子育てって、文字で書くように簡単にはいきませんね。気が付くと“子供を変えようとしている自分”がいたりするんです。 今はまだ子供たちが小さくてとりあえず頭ごなしでも通用するかもしれませんけど、それじゃあいつか必ず親子の信頼関係は儚いものになってしまうかな。
ママは時々、子供の時に父親だったか祖母だったかに言われたことを思い出します。 「子供は黙って親の言うことを聞きなさい。」 ま、確かに一理あるんですが、じゃあ子供のいうことは誰が聞いてくれるの?って、いつも思ってました。おまけにママは末っ子でしたから、特に発言権が少なかったような気がします。いつも「負け役」っていうか、誰も認めてくれていないような寂しさをよく感じていました。もちろん他の兄弟たちに言わせたらそれなりの言い分があったんでしょうけど(笑) 要するに、みんな「褒めてもらいたい」「認めてもらいたい」「愛してるって言って欲しい」状態だったんですね。だから自分は褒めてあげたい。認めてあげたい。愛してるよって言ってあげたい。 子供の頃の経験や境遇が子育てに与える影響が大きい可能性は確かにあります。でも、それと親になった立場の自分の意思とは別問題。 自分をより良く変える事で家族をより良いものにできたら子育てももっともっと楽しくなるはず。 そんな風に思ったりします。
子育てに疲れとやる気のなさを感じてくると、ママは決まってあるホームビデオを観ます。
「マル秘」と書かれ、観る時には必ず部屋のカーテンが閉められるこのホームDVD・・・実は次女の出産シーンを一部始録画した、家族4人だけしか観られないビデオなのです(笑)このビデオを観ると、家族全員の心にある一体感が生まれます。ビデオの中の長女は本当にまだ小さくて、それなのに一生懸命妹が生まれてくるまでママを励ましてくれています。 次女は生命の誕生という感動を家族にもたらしてくれました。 次女の頭が出てくる瞬間を見ると、毎回なぜかみんな思わず笑っちゃうって言うのは変な話なんですが、出てきた本人はまだポカーンとした表情で観ています。 ママは後でじっくり観たかったから・・という理由でパパにビデオをセットしてもらって、一度観たら消去するつもりでした。でも、結局消去できなくて。 このビデオをみんなで観ると、子育てに疲れて子供に八つ当たりしそうだった自分を変えなければ・・って強く思うことができたりするんです。
もちろんいつか子供たちもこのビデオに飽きてきて、効果がなくなるやも知れない・・・いつまでもビデオに頼ってばかりもいられないですね。
それからもう一つ思うこと。
親としてあなたが子供たちにできるもっとも重要ですばらしい事。それはあなたの伴侶を心から愛し、敬い、助け合うことです。
子供たちとパパへの愛情の分岐点が問題に取り上げられたら大変と、日々学び続けるママの独り言。
ねえパパ、聞いてます?(笑)

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