長女の思わぬ受難に一瞬緊張感が走ったメイン家でしたが、皆様の暖かいコメントにお応えすべく、手術も無事に終えることができました。
“手術”っていってもちっとも複雑なものじゃなかったんですけど、なんといっても初めての経験でしたから、それなりのドラマもあったわけです・・。
怪我をした当日、パパに連れられてクリニックで応急処置を済ませた後は周りが心配するほど痛みも感じなかったようで、とっても元気だった長女。 縫合手術のことはまだ長女には話さないという、暗黙の了解のもと、翌朝の朝食は食べられないことを長女にどうやって理解させようかと悩むパパとママ。
“We’re goanna have a b〜ig special lunch tomorrow! So, let’s skip our breakfast tomorrow morning, OK!?”
“でも、朝ごはん食べてぇ〜、それからBig lunchも食べれば?”
まあ・・それはそうなんだけどね(笑)
そんな心配もあったわけですが、幸いいつもより少し遅く起きた長女は朝食を食べる暇もなくバタバタとパパに連れられて病院へ向かいました。ココちゃんとママは手術が始まる少し前に到着する予定だったのですが、予定されていた9時より早く手術が始まってしまったため、間に合いませんでした。 でもきっとココちゃんがチョロチョロ動き回って邪魔になること間違い無しだったと思うので、かえってその方がよかったかな・・。
手術は子供専門の病棟「First Kids」で行われました。たとえマイナーな手術とはいえ、大きな病院にやってくること自体小さな子供たちにとっては大変な出来事です。そんな子供たちの気持ちを落ち着かせるための工夫が、この子供病棟のありとあらゆるところに見受けられます。

一番すばらしいのは「Play Specialist」と呼ばれる人たちがいること。彼女たちは病院に来る、あるいは入院している子供たちに、遊びを通じて手術のプロセスや怪我や病気の治療方法を簡単に分かりやすく説明してくれます。また、病棟内に設置されているプレイルームは教育省から認定を受けていて、小さな子供たちから中学生くらいまでの子供たちを対象にした心のケアができる環境が整えられています。 長女が9時から始まる手術に備えて、早くから病院に行かなければいけなかった理由の一つは、このPlay Specialistと遊ぶことでした。 入院もしない長女のために用意してもらっていた病室でDoctor’s bag(お医者さんごっこのセット)や麻酔吸入用のマスクを用いて、長女がこれから受ける手術がどのような目的と方法で行われるのかということをロールプレイで教えてくれるのです。 もしも前日から“明日はSurgeonたちにマスクをつけられて、キミが眠っている間に壊れた爪を指に縫い付ける手術をするんだよ。”なんて長女に話していたらどうなっていたことか・・。考えただけでも恐ろしい(笑) このPlay Specialistとの時間のおかげで、きっと分からないなりにも長女の心はかなり落ち着いたと思います。それでもまあ・・手術直後にパパからかかってきた電話の向こうでは長女の泣き叫ぶ声が聞こえましたけどね(笑)

手術後は麻酔が完全に抜けるまで少々時間がかかることと、事務処理が終わるまで時間がかかることもあって、プレイルームで3時間ほど過ごしました。 あたりまえなんですが、そこにやってくる子供たちはみんな何かしら病気や怪我をしているわけで、ちょっと元気がなかったりするのかなと思いきや、みんなとっても元気なんですね。子供にとって「遊ぶ」ということがどれほど心のケアになる大切な要素であるかということを改めて学びました。
自分のせいで怪我したお姉ちゃんのためのオモチャで遊びまくる罪深きココちゃん ↓↓↓ 
この日、正確に言うと前日の夕方から、パパは一日中長女と一緒にいてくれました。麻酔が効いて長女が完全に眠るまで手をつないでいてくれました。足に通したカテーテルチューブもパパが取ってくれました。パパは小さな長女の手術がうまく行くようにと、断食もしてくれていました。 手術が終わってすぐ、ママとココちゃんが病院にお見舞いに行くと、長女はものすご〜くブスくれた、泣きはらした顔で、ベッドではなくパパの膝の上にちょこんと座ってPlay Specialistが置いていってくれた子供向けのビデオを観ていました。ママとココちゃんが笑顔で声をかけようとも完全無視ですよ(苦笑)それでもパパが言うことには素直に首を縦に振る長女をみていると、なんだか「父と娘の特別な時間」を邪魔しちゃいけないようなきがして、ママは走り回るココちゃんを連れて、先にそっとプレイルームに退散してしました・・・。
実はパパ、再来月から自分が働くこの病院に対して長女がトラウマを受けて、もう遊びに来てくれなくなるんじゃないか・・って言うことが一番心配だったみたい(笑)でも大丈夫。こんなに心に優しいプレイルームがあって、林家パー子さんもびっくりのこんなに素敵なピンクのFairy(妖精)さんが来てくれるんですもの。

“I don’t like surgeons, but I like coming to the hospital.”
だってさ。よかったね〜パパ!(笑)
帰宅が許される時間が来た頃には、やっと本調子に戻った長女。ここ2・3日は多少のワガママにも目を瞑ってもらえることでしょう。 約一週間は片腕をスリングで吊るされて、ちょっと不便な生活を強いられることになりましたが、不平も言わず、いつになく色んなパズルに挑戦したり、工作を楽しんだりと、長女なりに片手ライフをエンジョイしているようです・・。
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